2026.04.26
ポッドキャスト「こどくのあわい #36」は以下より聴けます。
今回のゲストは、障害者が働くカフェでに関わってきたうめさんです。
子どもの頃のうめさんは、粘土や絵など物を作ることが大好きで、手先の器用さを活かせるアーティストの仕事に憧れていたそうです。中学・高校と進学する中で進路が現実味を帯び、「手に職を」と国家資格の道を探し始めます。看護師も候補に挙がりましたが、夜勤の怖さもあり、おじいさまのリハビリをきっかけに知った作業療法士の道を選んだといいます。
学校での精神科病院の実習では、部屋からほとんど出られなかった患者さんが、粘土を介して少しずつ作業療法の場に通えるようになる姿に立ち会いました。物を作るという日常的な行為が、心のケアとつながっていくことを身をもって感じた経験だったそうです。
その後10年以上にわたって精神科の病院で勤務されますが、「医療にはここまではできるけれど、ここからはできない、という線引きがある」と、就労を望む患者さんへの支援に思うように踏み込めないモヤモヤを抱えていたようです。
そんなとき、ご縁あって出会った今の職場が、就労継続支援B型としてカフェを運営する場でした。「医療の線の向こう側にあるのが福祉だと思っている」と語るうめさんは、利用者さんが働く姿を地域の方に見てもらえること、自分の工賃で生活を豊かにしていけることに、いまの仕事の手応えを感じていらっしゃるようです。
子どもの頃の手先の器用さ、人見知りをしない性格、精神科病院での日々など様々な生活史が今につながっていると感じます。
今回のエピソードが、いまの仕事や役割にモヤモヤを感じながら、自分なりの居場所を探している方にとって、一歩を考えるヒントになればうれしいです。
【次回の収録予定】
5/7 ゲスト こば「テクノロジーと私の生活史」
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【収録場所】
サリーズベースカフェ(Sally’s Base Cafe)
岡崎市伝馬通5丁目66
【公開収録時間】
16:30~17:15
収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。
