2024.03.15
はじめまして!岡崎市在住つなぎめライターのるなです!
私は現在大学生で、教育と福祉について学んでいます!
子どもたちが笑顔で生き生きと過ごせる世の中にするためにはどうしたらいいのだろう~と常日頃から考えています。そんな中で大学の授業で気になったワードが「子ども食堂」。
今回ははじめてつなぎめライターとして“ココカラ”に取材をさせていただきました!
皆さんは子ども食堂を知っていますか??
最近ではメディアで取り上げられることも増えたのでご存知の方も多いかもしれないですね!
子ども食堂とは、民間発の自発的な取り組みで、子どもが1人でも行ける無料または低額の食堂のことです。2012年に発足してからどんどん数を増やし、今ではなんと全国に9,000箇所以上あるそうです…!
そして、今回取材した“ココカラ”は第三の居場所として機能し、活動の一端として子ども食堂を2018年5月から岡崎市でいち早く始めた団体です。
今回はココカラの代表、まなみさんにインタビューをしたことを、私が実際にココカラでの様子を見た感想を交えながらみなさんにお届けできたらなと思います。
まず、ココカラができたきっかけについて。
まなみさんは今の保育園の在り方に疑問を持たれたそうです。子どもたちの遊びの幅は昔よりも狭まり、子どもたちが大人の都合に合わせて遊びを制限されている。「折り紙は1日一人一枚までね!」、ちょっとトラブルが起きると紙飛行機も禁止、コマ回しも禁止。
たしかに、現在大学生の私の保育園時代でさえも思い切って遊べなかった記憶があります。
もっと子どもが子どもらしくいられる場所、子どもの人権が尊重される場所ってないの?という想いを持っていたまなみさんは自分にできることはなにか考えた末に子ども食堂と出会ったそうです。そして、子どもが好きに過ごせる場所をつくり、その中で子ども食堂を始めました。
そして、ココカラという名前の由来について。
「今この場所(ココ)から、はじまる、つながる、広がる」という想いを込めて名前をつけられたそうです。ココカラの活動のきっかけや名前の由来を聞いていると、自分に出来ることは何か考え行動することの大切さを改めて感じます。
ココカラは現在主に毎週金曜日と第2第4月曜日に開所しています。( 2024.4より開所曜日変更予定)
また、子ども食堂だけでなく駄菓子屋も併設しているため、お菓子を買いに来る子どもたちもいました。ココカラには色々なおもちゃもあり、好きな時間に来て、好きなことをして遊び、好きな時間にご飯を食べ、好きな時間に帰っていく子どもたちの様子が見られました。子どもたちの様子を見ていると本当に自由で、何かに怯えたり、誰かの目を気にしたりすることなく、安心感をもってココカラで過ごしていることが伝わってきました。
まなみさんは子どもたちと関わる際に、大人の都合や目的でしつけたりはせず、関係性と対話を大切にし、危機回避以外は黒子に徹していると仰っていました。そのようなココカラの方々と子どもとの関係性づくりが子どもたちをのびのびとさせているのだと感じました。
今の時代、保育園でも学校でも子どもが自分で考えて、思い立ったことはなんでもやってみるという環境が少なくなっていると思います。子どもたちは何をするにもこれはやっていいのかな?と大人の目を気にしてしまう。
たしかに大人は子どもを守るべきだとも思いますが、1歩引いた場所から子どもたちの自由で想像もつかないような感性に任せてみることが子どもたちの心の成長と心の安心に繋がるのではないかと考えたりもします。
ココカラは今の子どもたちにとって自由で楽しくてワクワクする場でありながら、心を休められる場所なのではないかなと思います。
そして食事は、ボランティアの方々が献立を考えるところから食事を作るところまで丁寧に行っているそうです。この日の献立はコロッケに大根の煮付け、大根サラダ、味噌汁、白米!とっても美味しそうで子どもたちにも笑顔が溢れていました。
インタビューや見学を通して、ココカラは誰でも許可無く好きに集うことができ、社会での生活が息苦しい、なんだか退屈だと感じている方も息抜きに来ることのできる地域の居場所だと感じました。まなみさんはこれからのココカラについて、「何気ない日々を積み重ね、細く長くあり続けたい」とおっしゃっていました。
ココカラは予約不要でいつでも誰でも自身の責任において出入り自由です。少しでも興味を持った方がいらっしゃったらココカラに行ってみてはいかがでしょうか。
*ココカラ
*住所:岡崎市上六名3丁目地内
*メール:kokokaraokazaki@gmail.com
*SNS:https://www.facebook.com/kokokaraokazaki2018