2024.06.06
こんにちは!
つなぎめライターの戸北優子(ときたゆうこ)です。
岡崎市の元氣の出るスポットをご紹介したく、市の西部にある石窯パン工房プースさんを取材させていただきました。今回は女将さんである、店主戸谷さんの奥様にお話を伺いました。
岡崎市西部にある石窯パン工房プースさんは今年で創業22年目になります。
プースさんのパンはそれぞれ味わい深く、季節のお野菜なども使われ食べる人のことを思いやりお客様の口に入るものを真剣に考えられて「造」られたパンです。
もちろん小麦やお砂糖にもこだわり、安心安全なからだに優しいパンばかりなのがウレシイ!!
店主の戸谷さん、実は以前はエンジニアをされていたそうです。もともとモノづくりを志願して入社された戸谷さんですが、実際に手がけることができたのは、ある行程の1部分のみでご自身の理想としていたお仕事とはかなりかけ離れていたそうです。
そんな時、名古屋のお料理教室へ通う機会があり、そこでパン造りの世界を知ることになったそうです。パン造りには、戸谷さんの求めていたもの…初めから最後まで自分が携わることができる。しかも、研究、実験を重ねることにより自分の手で美味しいパンができあがるということを知った戸谷さん…
思い切って会社を辞めパン造りの世界に入られたそうです。
修行は大変厳しく弟子入りしたパン屋さんの人間関係は大変だったそうです。
既に修行されている方たちは戸谷さんより若い頃から修行を始められているため、先輩といえども、年齢は戸谷さんより年下の方ばかり…
まだまだ、先輩後輩の関係性が重視されていた時代、とてもきつかったそうです…
そんな中でも修行先の師匠の言うことを誰よりもよく聞き、毎日これだけはやるようにといわれていたことがあったそうです。
『1つ1つの粉を毎日、丁寧に触り、捏ねること。』これだけはやり続けられたそうです。
素晴らしいです!そんな日々の努力の積み重ねにより、素材を大事にした美味しいパンを造ることができるのですね。
次は、私がプースさんのパンをなぜリピートしたくなるのか…その理由とお気に入りのパンのご紹介です。
こちらの店主さんは大変研究熱心!パン造りへの熱い思いをもっていらっしゃいます。
お客様の口に入ったパンが丸ごとその人の体に栄養として行き届くよう…そんなパンをいつも心がけてみえます。
例えば糖尿病を持っているお客様が安心して食べることができるパンはないか…と考えていたところへ、スペルト小麦を使うと低GI値のパンを造ることができると聞くと、試作を重ね、お客様の口に合う低GI値のパンをすぐに提供されます。
私は低血糖症なので血糖値の急上昇を防ぐためにも飽きのこない美味しいプースさんのパンをよく噛んで食べることが楽しみなのです。
ハード系パンは甘さ控えめで練り込まれているナッツの種類も多く、ゴマ生地になっていたりひまわりの種がはいっていたり、まさに飽きのこない工夫とお客様のからだの事を真剣に考え、安心安全、しかも食べているうちに健康になってしまうようなパンばかりです。
それからチョコが1個に80グラムも詰まっているチョコのうす焼きは絶品です。
あっさりしたハード系パン(くるみカンパーニュ)をいただくときには黒チョコのうす焼き、甘味のあるしっかりしたハード系パン(くるみラムレーズン)をいただくときはホワイトチョコのうす焼きをいただきます。
コーヒー、紅茶によく合い、仕事でエネルギーを使う時など腹持ちよく心も満たされ、幸せな気持ちで仕事に集中できます。
あともう1つ、プースさんへ行かれたらぜひ楽しんでいただきたいことがあります!
それはお庭のCaféスペースです。
ここは店主さんの思いで創業当初からある場所です。
たくさんの人でにぎわうカフェもよいですが、ゆっくり落ち着いた場所で美味しいパンをお客様にぜひ味わっていただきたい、できるならおいしいコーヒーがあればなおイイ!
そんな思いからこのかわいらしいお庭も造られたそうです。
お子様連れのママも子どもさんをみながらゆっくりすることができるお庭です。
パンをご購入されたお客様へ本格的な美味しいドリップコーヒーの1杯無料サービスもめちゃウレシイ!!
駐車スペースも広くとってあり、駐車しやすいのもダブルでウレシイ!!
私はプースさんのパンはもちろん、お店の雰囲気も大好きです。
奥様はじめスタッフさんのにこやかな対応や、奥様のインスタグラムでのご家族への愛情たっぷりのお弁当をつくられてみえるところも素晴らしいなと感じています。公私ともにプースを支えてみえるのだなあと思います。
今年で創業22年目を迎えるプースさん、お店を長く継続できる秘訣をお聞きしたところ、『提供側(プースさん)の良い状態を維持できるよう健康に気をつける、無理はしない、例えば1日寝て体力を回復できるようであれば、店をお休みして体を休める。』とのこと。
ON・OFFの切り替えを大切にするということですね。
もう1つだいじなことを教えていただきました。
『家族を犠牲にせず共に過ごす時間を大事にする。』ということを教えていただきました。その話を伺い、『体が資本、家庭の基盤があってこそ継続することができる。』ということを身をもってわかっていらっしゃるからこそ、体調不調の時はお休みされたり、子どもさんの入学式、卒業式の参加はもちろん、部活動の応援などもできる限り参加され、いつも子どもさんの成長を見守られているのですね。
店主さん奥様ご自身も食べるものにとても気を使っていらっしゃいます。なるべく新鮮な素材を食べるよう心掛けていらっしゃいます。
継続の秘訣は特別なことではなく無理をせず、栄養のあるものをきちんと食べ、家族を大事にする。簡単にできるようでなかなか難しいことではないでしょうか?まさに、日々のコツコツがプースさん継続の秘訣です。
それから、店主さんはお客様の声も大事にされて造られています。ハード系のパンだけでなく、いろいろなパン、あんぱん、クロワッサン、総菜パン、その他、季節のお野菜をふんだんに使ったパンも造られています。
取材をして気づいたことですが、こだわりはあるけれどお客様のご意見、ご要望にもちゃんと耳を傾けお客様のニーズをお聞きする。そんなお客様目線に立つことを忘れずにパン造りに励む店主さんだからこそ、お客様も飽きずにプースさんのパンを買い求めにいらっしゃるのだと感じました。
最後に女将さんからの一言です。
『ぜひ、いろいろなパンを食べにいらしてください。』と朗らかにお話しくださいました。
取材をさせていただき知らなかったプースさんのご苦労や秘話、お客様への思い、丸ごと食べてお客様が元氣になるようなパン造りに日々邁進されているお姿、お話しをお聞きすることができ、益々プースさんのファンになりました。
まるごと元氣をいただけるプースさんのパン、多くの人を笑顔でいっぱいに!!これからも応援しています(^^)
石窯パン工房プース
〒444-0205
岡崎市牧御堂町水洗50-2
TEL:0564-59-4551
HP: www.pousse.net
Instagram:toya.k2018(toya.k 石窯パン工房プース女将)