2024.03.13
皆さんはじめまして!! コーヒー大好き、つなぎめライターのしばと申します!!
今回私は聴覚障がいのある焙煎士さんの営むカフェ『what’s!? coffee fushiiro』を訪れました!!
what’s!? coffee fushiiro は、戸崎町に佇むカフェ。オシャレな内観と落ち着いた雰囲気で、とても素晴らしい時間を過ごす事ができます。
what’s!? coffee fushiiro は聴覚障がいをもつ柴田さんがオーナーとして経営されています。岡崎市内には、オーナーが焙煎したコーヒー豆を買うことができる焙煎所もあるそうです。
ところで皆さん、『焙煎士は耳で豆の爆ぜる音を聴き、豆の状態を確かめる』というのを聞いたことがあるでしょうか?
人にもよるそうですが、焙煎において、音というのは 1 つの要素となるようです。
では、柴田さんはどのように焙煎しているのでしょう。
柴田さんは、耳が聴こえづらいかわりに、温度や時間、豆の香りなどを自己流で見極め、焙煎をされているそうです。
なぜ、柴田さんは焙煎士を志したのでしょう?
柴田さんは元々コーヒーが好きで、カフェをやってみたいと思っていたそうです。ただ、この頃は焙煎をやりたいとは思っていなかったそう。なので、最初はバリスタから始めたのでした。しかし、『最終的には農園からコップ一杯まで、全部繋げたい』と思うようになり、その夢を叶えるため焙煎を始めることに。そして現在、焙煎を始めて 3年の歳月が経ったのです。
そんな柴田さんのコーヒーは、浅煎りのコーヒー。
実は私は深煎り派なのですが、そんな私でも非常に美味しく味わう事ができるコーヒーでした!!
また、店内で販売されているスコーンも非常に美味しかったです!
実は、お菓子はお客様のアイデアを反映したものも販売されているそうです。
柴田さんは、耳が聞こえづらいことにより、様々な苦労をされたそうです。
例えば、就職の際に面接の段階ではじかれてしまったり、グループ活動の際には、まるで知らない言語の中に居るような気分になる上に、自分の現状が理解されない場合には『きいてない人』というレッテルが貼られてしまったりなど……
このようなご自身の体験が、今の活動に繋がっているそうです。
柴田さんは『コーヒーを通して生きやすい社会を作る』という目標を持っているそうです!!
その目標はコーヒーに対するこだわりにも反映されています。
『あまり万人受けしない味だとしても、初めての人や苦手な人が飲めるようになる、ここでしか飲めないコーヒーを提供する』
このコーヒーに対するこだわりにおいて、『あまり有名ではない豆を使用する』という方法で自身の目標へアプローチされています。
またお店の経営にもこだわりがあります。
それは、『日常的な部分(福祉などのメッセージ的な部分)は出さない』
『そのような福祉的な部分は、お客様との会話の中で、お客様自身に発見してもらいたい』
『つながりを日常的にできる場所でありたい』という事です。
お客様に福祉の部分を押し付ける気は無く、使い方も感じ方も人それぞれでいい。
でも、5 回〜10 回の中の 1 回で福祉的な部分に気づいてくれると嬉しい。そう仰っていました。
今後は障害者の方が働ける作業所を作り、そして焦らず、『農園からコップ一杯を繋げる』という夢を叶えていきたいとのことです。
美味しいコーヒーと、ほのかに潜む福祉を感じる事ができるカフェ、what’s!? coffee fushiiroへ、皆さん是非とも訪れてみてください!!
what’s!? coffee -fushiiro-
住所:
〒444-0840 愛知県岡崎市戸崎町東山44−30
営業日時:
月・木・金 13: 00~20: 00
土・日・祝 8: 30~18: 00 (モーニング ~12: 00)
HP:
https://express.adobe.com/page/YWhs78lTEmVBQ/
インスタグラム:
@whatscoffee_fushiiro